Macintosh plus を起動せよ その8 「マウスの修理と座布団と」

先日、コンデンサを交換したことにより起動が安定してフロッピーディスクドライブも読み込めるようになったMacintosh。しかし、マウスが断線してしまいやむなく切断して中のケーブルを結線することにしました。ビニールは接着する方法があるようですが、それでもかなりまずい方法だったと思います。一応いままでのボタンに反応しないなどの不具合は治りました。
 あれからいろいろいじってみたのですが、やはり不具合はまだ出ていて、

  • フロッピーのフォーマットをするときに2DDモードで行うとフォーマットに失敗する
  • フロッピーを挿入した際に、入り具合が悪いと読み込みが極端に遅くなる
  • moのscsiが相変わらずだめ
  • FDDのギアが壊れている
という状態になっています。MOのほうはどうもドライブに問題があるようなのでひとまず放置にしますが、フロッピードライブの不具合は何としても改善したいです。しかし、電解コンデンサを交換して油もさしましたがフォーマットのほうはごくまれに成功するだけで(400kの場合は問題ない)、にっちもさっちもいきません。あと交換していないのはタンタルコンデンサだけ。一応、ドライブ全体に油をもう一度さしてみるのも手かもしれません。
問題のFDD。こいつが治る日は来るのだろうか?

そんなこんなで問題がまだあるこのMacintoshですが、先日ついに座布団を入手することに成功。あとコリーニョのHDDも手に入れ、SCSIHDDが一挙に3台になりました。
が、正常に作動したのはそのうちの一台だけで後の2台はどうにもうまくいきません。
5インチHDD。とにかく音がすごい。
基板にはEEPROMがそのまま乗っているというもの。
フォーマットで試行錯誤しているうちに、突然Macintoshがこんな状態に。



出ました。画面一本線の症状。この原因は簡単で、アナログボード上の唯一無極性電解コンデンサが使われているところがあるのですが、これが死んでいるとこういう画面になるようです。しかしこの前全部交換したはずなのに…とおもむろに内部をあけてみると、どうやらその時買ったのが85℃品だったようで、しかも日本のメーカーではないどこか知らないところのものでした。(それ以外はすべてニチコンのでそろえていました。)


 しょうがないので千石に飛んでさっさと交換品の105℃モノを調達。無事に治りました。やっぱり日本製に限りますね。あれから問題は特に起きてないんですから。(105℃というのもあったのかも…)
ひとまずOSを入れて起動もHDDからできるようにし、イラストソフトなども動くようになりました。あとは、FDDとMOを修理し、本格的に動かせるようにするだけです!
まだまだ道のりは長いですよ…(´・ω・`)


コメント

  1. 大久保正一2018年3月14日 16:38

    一気に「Macintosh Plusを起動せよ」読ませていただきました。新発売当初100万円オーバーで買えなかった本機もOldMacと呼ばれ、CPUアクセレレイター含め数万円で購入でき、Wizardryなどのゲームで遊んでいた事を思い出しました。「水彩はんだごて」さんのようなスキルがあれば、動かなくなっても捨てらず、ついに嫁に廃棄されずに済んだのに!と思ってしまいました。Plus、いまだにあのデザインが大好きな還暦おやじのタワゴトですいません。時々、寄らせていただきます。

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    1. 返信遅くなり申し訳ありません。コメントありがとうございます!すごくうれしいです。つたない記録でしたが、楽しんでいただけたようで何よりです。私も最初は修理のスキルはまるでなく、正直なぜあの症状が発生しているのかなど見当もつかないありさまでした。廃棄される寸前のところで拾ったものだったので、ある意味逆の状況からのスタートでしたから、無謀な修理にも挑めたのだと思います。ぜひまた見に来てください!

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